トラック売却の必要書類|8社中5社以上が挙げた7点と名義変更の注意点

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トラックを売るとき、どの書類をそろえればよいのか。買取業者は必要書類の案内を、専用ページ・コラム・よくある質問などの形で公開している。

この記事は、トラック買取業者8社の必要書類の案内を開いて突き合わせ、共通して挙がっている書類を数えた。名義変更をしないまま放置した場合のことも、公的機関のページで確かめた。

この記事でわかること
  • 買取業者8社の案内を突き合わせて数えた、売却時の必要書類
  • トラックファイブの申込先(書類代行無料・出張査定無料)
  • ローン・住所変更・相続・緑ナンバーで増える書類と、名義変更を放置した場合に起きること
目次

結論|8社の案内を突き合わせて分かったこと

先に結論を書く。トラック買取業者8社の案内を2026年9月19日に開き、売却時の必要書類として挙がっている書類を数えた。分かったことは次の3つだ。

  • 8社すべてが挙げていた書類は、自動車検査証(車検証)の1点だった
  • 5社以上(8社の半数以上)が挙げていた書類は7点。車検証・印鑑証明書・譲渡証明書・委任状・自賠責保険証明書・自動車税の納税証明書・リサイクル券
  • 名義変更の手続きは買い取った側が進め、売り手は旧所有者としての書類(委任状・印鑑証明書など)をそろえる側になると、公的機関の案内から読める

3つめの根拠は公的機関の案内だ。東京都主税局は、売却した場合は買い取った側が移転登録(名義変更)をすると案内している(2026年9月19日確認)。

国土交通省の必要書類のページも、印鑑証明書や委任状を「新旧所有者」のものとして挙げている。売り手の書類は、旧所有者の分として求められると読める。

この記事がやったこと

やったのは、公開されている案内を開いて数えることだけだ。母数は8社で、ある書類の記載が見つからない社も「記載なし」として数に残した。

  • 8社の必要書類の案内(専用ページ・コラム・よくある質問)を開き、書類ごとに挙げている社を数えた
  • 法人・ローン・住所変更・相続など、ケース別の案内も同じ8社で数えた
  • 国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトにある提出書類の一覧と照らし合わせた

この記事がやらないこと

この記事にはできないこともある。確かめられないことを事実のように書かないため、扱わないものを先に3つ書いておく。

  • 手続きの代行や、個別の事情に合わせた判断はできない。正確な要件は運輸支局か行政書士に確かめてほしい
  • 口コミは使わない。投稿者を確認できず、書かれた内容が本当かを確かめる手段がないためだ
  • 買取金額や相場は書かない。書くのは、国交省が公表している移転登録の手数料だけ(公的に定まった額のため)

そのかわり、何社も見比べなくても、まず揃える書類が分かるように書いた。数え方と検算は、次の章にすべて載せている。

買取業者8社の必要書類の案内を突き合わせて数えた結果

この章が記事の中心になる。8社の案内に出てくる書類を一覧にし、それぞれ何社が挙げていたかを数えた。数え方を先に示し、そのあとで結果と検算を書く。

数え方|母数は8社、基本のケースで数えた

開いたのは、検索で上位に出ていた買取業者6社と、この記事で申込先として紹介する提携先2社を合わせた8社の案内だ。提携先2社は、記事のリンクから申し込みがあると当サイトに報酬が入る。社名と、数えたページは次のとおり。

  • トラック王国:「トラックの買取に必要な書類」
  • リトラス:「ご売却に必要な書類」
  • シマ商会:「トラックのご売却に必要な書類」
  • 栗山自動車グループ:よくある質問「売却時に必要な書類は?」
  • トラック流通センター:よくある質問「売却時に必要な書類を教えてください。(法人・個人)」
  • ヨシノ自動車:コラム「トラック売却時に必要な書類一覧!」
  • トラックファイブ(提携先):よくある質問「売却時に必要な書類は何ですか?」
  • カーネクスト(提携先):「車の売却・手続きに必要な書類」(車全般のページ)

確認日はすべて2026年9月19日。業者の公式サイトにはリンクを張らず、社名とページ名だけを書いている。数え方は、次の4つの決まりで統一した。

数え方の決まり
  • 基本のケース:個人名義・車検あり・自家用(白ナンバー)で、ローン・住所変更・相続などの事情がない場合
  • 「挙げている」:基本の一覧に書類の名前が出てくること。条件つきのものや、業者側で用意して押印だけ求めるものも数える
  • 実印・認印は書類ではないため、書類の数には入れず別に数える
  • ある書類の記載がない社も、「記載なし」として母数に残す
  • 栗山自動車グループは、よくある質問の個別ページのうち「売却時に必要な書類は?」の1問だけが開けた(ほかの問いは本文が空で取得できなかった)。点数はこの1問の回答で数えている

結果|8社すべてが挙げていたのは車検証の1点

確認した書類の種類は8点あった。そのうち8社すべてが挙げていたのは車検証の1点で、残る7点は一部の社が挙げていた。

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書類挙げていた社数(8社中)挙げていた社
自動車検査証(車検証)88社すべて
印鑑登録証明書(印鑑証明書)7トラック王国・リトラス・シマ商会・トラック流通センター・ヨシノ自動車・トラックファイブ・カーネクスト
譲渡証明書/委任状/自賠責保険証明書各63点とも同じ6社(トラック王国・リトラス・シマ商会・トラック流通センター・ヨシノ自動車・カーネクスト)
自動車税の納税証明書5トラック王国・リトラス・シマ商会・トラック流通センター・ヨシノ自動車
リサイクル券(預託証明書)5トラック王国・リトラス・シマ商会・トラック流通センター・カーネクスト
自賠責保険異動承認請求書2リトラス・シマ商会
出典:8社の必要書類の案内(各社の主ページ、2026年9月19日確認)をもとに編集部が集計。社数は、主ページの基本の一覧に書類名が出てきた数

検算は2通りで行った。1つめは、全社共通1点+一部のみ7点=確認した書類8点。2つめは、書類ごとの社数を足した45(「各6」は3点分で18)と、社ごとの点数を足した45が一致することだ。

半数以上の社が挙げていた7点

8社の半数を超える5社以上が挙げていた書類は、車検証を含めて7点ある。売り手がまず揃える書類の核は、この7点と読める。各社の原文にある注記を添えて並べる。

  • 車検証(8社):トラック王国は「ダッシュボードの中にある場合が多いです。」と案内している
  • 印鑑証明書(7社):期限を書いていた5社のうち4社は、発行(交付)から3か月以内としていた。個人の分は市区町村の役所で取ると、トラック王国・リトラス・シマ商会・ヨシノ自動車が案内している
  • 譲渡証明書・委任状(各6社):リトラス・シマ商会・トラック流通センター・ヨシノ自動車の4社は、売り手の実印を押す書類として案内している
  • 自賠責保険証明書(6社):ヨシノ自動車は、買主が名義変更をする際に使うと説明している
  • 自動車税の納税証明書(5社):リトラスとシマ商会の表記は「納税証明書(車検用)」。ヨシノ自動車によると、ないと名義変更などの手続きができない場合がある
  • リサイクル券(5社):リトラスとシマ商会は「リサイクル料金の預託状況でも大丈夫です。」としている

トラック流通センターの案内では、車検証・自賠責・納税証明書・リサイクル券の4点が「通常、トラックの車内に保管されているもの」だ。まず車内を確かめると、揃える手間が減ると考えられる。

2社だけが挙げていた書類

一部の社だけが挙げていた7点のうち、2社だけだったのは自賠責保険異動承認請求書だ。リトラスとシマ商会の2社が挙げていた。

2社の説明を要約すると、自賠責保険は車両に対して結ばれた契約で、途中で車両を譲っても契約上の立場は買い手に移らない。そのため、次の手続きを案内している。

加入した保険会社などで手続きを行う必要があります。

シマ商会「トラックのご売却に必要な書類」、2026年9月19日確認

ほかの6社の主ページでは、この書類の名前は確認できなかった。必要になるかどうかは、売却先の業者に確かめるのが確実だ。

点数の幅と、案内の形式

社ごとに挙げていた書類の点数は、1点から8点まで幅があった。この幅には、基本の書類を一覧の形で載せているかどうかが関係していると読める。形式の内訳は次のとおりだ。

  • 専用ページで一覧にしていた:4社(トラック王国・リトラス・シマ商会・カーネクスト)
  • コラムで一覧にしていた:1社(ヨシノ自動車)
  • よくある質問の1問で答えていた:3社(栗山自動車グループ・トラック流通センター・トラックファイブ)

検算は4+1+3=8社。このうちトラックファイブは、よくある質問の回答で詳しい書類は査定員に確認するよう案内していた。回答は次のとおりだ。

その他状況により必要な書類が変わりますので、詳しくは査定員に確認をお願いいたします。

トラックファイブ公式サイト よくある質問(2026年9月19日確認)

栗山自動車グループの回答は「車検証をご用意ください。」で始まり、FAXや画像で送る方法も案内している。開けたのはこの1問だけで、点数もこの回答で数えた

状況に合わせて個別に案内すると明記していたのは、トラックファイブ・トラック流通センター・カーネクストの3社だった。点数は、主ページの基本の一覧に書類名が出てきた数として読んでほしい。

国交省の提出書類と照らし合わせる

業者が挙げる8点を、公的な案内と照らし合わせた。使ったのは国交省の「車を売買等により名義変更するために必要な書類」の「1. 登録車の場合」だ(2026年9月19日確認)。

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業者が挙げていた書類国交省の提出書類の一覧国交省ページの記載(抜粋)
車検証記載あり「有効期間のあること」
印鑑証明書記載あり(新旧所有者)「発行されてから3ヶ月以内のもの。」
譲渡証明書記載あり「譲渡人は実印を押印。」
委任状記載あり(新旧所有者)「代理人による申請の場合に限り必要。」
自賠責保険証明書記載なし
自動車税の納税証明書記載なし
リサイクル券記載なし
自賠責保険異動承認請求書記載なし
出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイトの必要書類ページ「1. 登録車の場合」(2026年9月19日確認)。業者の8点との照合は編集部による

検算は記載あり4点+記載なし4点=8点。記載がない4点のうち3点は、業者が挙げる理由を上の注記で紹介した。リサイクル券だけは、求める理由の記載を8社の案内で確認できなかった。

国交省の一覧は、名義変更の申請に出す書類をまとめたものだ。業者の一覧はそれより広く、売却の取引で使う書類を挙げていると読める。2つの一覧は目的が違うため、業者が求める書類はそのまま揃えておきたい

実印を挙げていた社は6社

実印は書類ではないため、別に数えた。基本のケースで実印を挙げていたのは6社で、残る2社の基本の一覧には実印の記載がなかった。検算は6+2=8社だ。

国交省の必要書類ページも、譲渡証明書に「譲渡人は実印を押印。」、委任状に「実印を押印。」と書いている。印鑑証明書と実印は、組にして用意するものと考えておくとよい。

個人と法人で変わること

法人名義の場合の違いに触れていたのは6社で、残る2社の案内では確認できなかった(6+2=8社)。個人と法人で一覧を分けていたのは、トラック流通センターとカーネクストの2社だ。

2社の一覧はどちらも、個人と同じ種類の書類を法人のもので揃える形だった。2社の一覧で、法人の場合に加わると書かれていたのは、所在地や社名が車検証と違う場合の登記簿(履歴事項全部証明書)だった。

  • 法人の印鑑証明書:法務局で取ると書いていたのは3社(トラック王国・リトラス・シマ商会)
  • 法人の印鑑証明書の期限:カーネクストの法人向けページ「カーネクストPRO」は「発行から2ヶ月以内」と記載
  • 所在地・社名が車検証と違う場合:登記簿(履歴事項全部証明書など)を挙げていたのは5社

名義変更(移転登録)の手数料

名義変更の手数料を金額で明記していた社は0社だった(0+8=8社)。金額が確かめられるのは、国交省が公表している手数料の一覧表だ。

  • 移転登録の登録手数料:窓口申請は700円、OSS(インターネット申請)は600円
  • 出典:国土交通省「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在。2026年9月20日確認)

これは公的に定まった手数料で、車両の状態では変わらない。ナンバーが変わる場合のナンバー代と、車庫証明の費用は金額を確認できなかった。国交省は、予約センターと管轄の警察署に問い合わせるよう案内している。

買取業者に売る場合、この手続きを行うのは買い取った側だ。売り手の負担になるかは売却先に確かめるのが確実で、無料で代行すると明記していた社は章5に挙げた3社だった。

まず揃えるもの(基本のケース)

ここまでの結果を、売り手が用意するものとして並べ直す。

チェックリスト
  • 車検証の原本。車内のダッシュボードを先に確かめる
  • 印鑑証明書。発行から3か月以内を目安に、期限を売却先に確かめる
  • 実印(譲渡証明書と委任状に押す)
  • 自賠責の証明書、自動車税の納税証明書、リサイクル券の3点
  • 譲渡証明書と委任状は、業者側で用意するかを先に聞く

ケースによって増える書類と、連絡する先

基本のケースから外れると、書類が増える。この章では、同じ8社の案内(主ページと補助ページ)で、ケースごとに追加の書類を書いていた社を数えた。誰に連絡するかまで並べる。

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ケース追加で案内されていた書類(例)書類まで書いていた社数(8社中)連絡・取得先(原文にあるもの)
所有者がローン会社・ディーラー所有権解除書類(所有者の印鑑証明書・委任状・譲渡証明書)1所有者(ディーラー、ローン会社)
車検証の住所が今と違う個人:住民票・戸籍の附票/法人:登記簿謄本5個人は市区町村の役所、法人は法務局
所有者が亡くなった原戸籍・遺産分割協議書など2本籍地の役所、管轄の運輸支局
緑ナンバー(事業用)事業用自動車等連絡書など3記載は確認できなかった
上物(ダンプ・クレーン・タンクローリー)自重計技術基準適合証、移動式クレーン検査証、タンク検査済証など3記載は確認できなかった
一時抹消済み登録識別情報等通知書・譲渡証明書・リサイクル券3記載は確認できなかった
車検切れOCR申請書(継続車検用)2記載は確認できなかった
出典:8社の主ページ・補助ページ(2026年9月19日確認)。社数は、書類名まで書いていた社の数

連絡先の記載がなかった4つのケースは、査定の申し込みのときに売却先へ伝え、必要な書類と取り先を聞いておきたい。記載が見つからなかった社が、そのケースの売却を受けていないとは限らない

ローン・リースが残っている場合

事業用のトラックは、リースやローンで使っている場合もある。ローンやリースが残っていても売却できると答えていたのは5社だった(5+3=8社)。

  • 栗山自動車グループ:よくある質問「ローン中でも大丈夫?」に「もちろんです。」と回答
  • トラック流通センター:残債の一括精算や「所有権解除」の手続きをサポート・代行すると案内
  • ヨシノ自動車:「査定価格からローンの残債を相殺した形で売却が可能です。」
  • トラックファイブ:ローン返済金額を含めた買取価格を案内。金額によっては要望に添えない場合がある
  • トラック王国:ローン残債があっても買取可、リースは一括返済を含めた買取可(よくある質問)

所有権解除の書類まで書いていたのは、トラック王国の1社だ。書類は、所有者であるディーラーやローン会社に問い合わせて用意してもらうよう案内している。

国交省の必要書類ページは、車検証のAタイプとBタイプの見分け方を載せている。Bタイプは備考欄に所有者の情報がある。その場合はリース会社などに確かめてから書類を準備するよう、国交省は案内する。

  • 紙の車検証:枠外左上の番号欄で、5桁の数字に続く「A」か「B」を見る
  • 電子車検証:券面だけでは判別できない。車検証閲覧アプリか「自動車検査証記録事項」の左上で確かめる

査定を申し込む前に、所有者として載っているのが誰かを見ておきたい。自分でなければ、所有者として載っている会社か売却先に、所有権解除の進め方を先に確かめておきたい。

車検証の住所や名前が今と違う場合

引っ越しや社名の変更で、車検証の住所や名前が今と違うこともある。この場合の書類まで書いていたのは5社で、住所のつながりを示す書類を挙げていた。

  • 個人で引っ越しが1回:住民票(市区町村の役所・役場で取る)
  • 個人で引っ越しが2回以上、または本籍の移動がある:戸籍の附票
  • 法人:登記簿謄本(登記事項証明書)。法務局で取る

国交省の必要書類ページも、旧所有者の住所が変わっている場合は、住民票や戸籍の附票、法人なら商業登記簿謄本などで住所のつながりを示すとしている。法人の名称変更について、東京都主税局は次のように書いている。

合併や商号変更などで法人の名称が変わられた場合は、法務局等での手続とは別に、自動車検査証(車検証)の名称変更登録が必要です。

東京都主税局「自動車税|自動車と税金」(2026年9月19日確認)

所有者が亡くなっている場合

相続にあたる場合の書類を書いていたのは2社だった。トラック王国の必要書類のページと、シマ商会のコラムだ。挙がっていた書類は次のとおり。

  • 亡くなった方の原戸籍・全部事項証明書(トラック王国は本籍地の役所で取ると案内)
  • 遺産分割協議書
  • 相続する人の印鑑証明書・委任状・譲渡証明書

トラック王国は「家族構成などによって必要書類が異なるためお問い合わせ下さい。」と案内している。シマ商会のコラムは、管轄の運輸支局へ事前に問い合わせるよう書いている。

緑ナンバー・上物・一時抹消・車検切れ

トラックならではのケースもある。緑ナンバー(事業用)、上物、一時抹消済み、車検切れの4つは、2社か3社が書類を挙げていた。

  • 緑ナンバー(3社):事業用自動車等連絡書。リトラスとシマ商会は「交付から1ヶ月以内のもの。」、トラック王国は保有台数が5台から減る場合は事業計画許可申請書、5台未満にならない場合は事業用自動車等連絡書としている
  • 上物(3社):土砂ダンプの自重計技術基準適合証、吊りトン数3トン以上のクレーンの移動式クレーン検査証、タンクローリーのタンク検査済証など
  • 一時抹消済み(3社):登録識別情報等通知書、譲渡証明書、リサイクル券。リトラスとシマ商会は、登録識別情報等通知書は再発行できないとしている
  • 車検切れ(2社):リトラスとシマ商会はOCR申請書(継続車検用)

国交省の必要書類ページも、事業用自動車等連絡書は「自動車運送事業等の用に供する自動車の場合に限り必要。」としている。タンクローリーの書類は「※全て原本が必要になります。」というのが、トラック王国の案内だ。

書類をなくした場合の再発行先

書類を紛失したときの再発行先を書いていたのは4社だった(4+4=8社)。書かれていた再発行先を、書類ごとにまとめる。

  • 車検証:運輸支局(ヨシノ自動車)
  • 自賠責保険証明書:加入した保険会社など(リトラス・シマ商会・ヨシノ自動車)
  • 納税証明書:県税事務所・都道府県の税事務所など(トラック王国・リトラス・シマ商会・ヨシノ自動車)

家族構成や会社の状況で、求められる書類は変わる。自分のケースは売却先か運輸支局に確認してから揃えたい。

名義変更をしないまま放置するとどうなるか

この章では、8社の案内と公的機関のページ(いずれも2026年9月19日確認)に書かれていることだけを整理する。法令に関わるため、断定は避けて出典を示す

8社のうち、放置した場合に触れていたのは1社

名義変更をしない・遅れる場合のことを書いていたのは、8社のうちシマ商会のコラム1社だった(1+7=8社)。コラムの記載は次のとおり。

名義変更をせずに放置していると、事故を起こした際に手続きが複雑になったり、旧所有者の住所に自動車税の納付通知書が送られてしまったりなど、トラブルの元になりがちです。

シマ商会 コラム「トラックの名義変更の必要書類は?状況により準備する書類が違う!」(2026年9月19日確認)

ほかの7社の案内では、放置した場合の説明は確認できなかった。

自動車税|東京都主税局の案内

東京都主税局によると、自動車税は4月1日時点で車検証に所有者(割賦販売等で売主が所有権を留保している場合は使用者)として登録されている人に、1年分がかかる。同局は、年度の途中で名義変更しても、その年度分は前の所有者にかかると説明している。

売却した場合は、買い取った側が運輸支局等で移転登録(名義変更)をし、自動車税事務所に申告すると同局は案内している。そのうえで、次のように続けている。

これらの登録・申告をしませんと、自動車を譲った方(売却した方)に引き続き自動車税が課税されますので、ご注意ください。

東京都主税局「自動車税|自動車と税金」、2026年9月19日確認

同局は、手放したのに納税通知書が届いた場合の理由の1つに、3月31日までに名義変更が済まなかったことを挙げる。そのときは手続きを依頼した業者等に確認するよう案内している。

なお、この税は令和8年4月1日に「自動車税種別割」から「自動車税」へ名称が変わった(東京都主税局)。この記事では新しい名称で書いている。

保険・リサイクル料金・事故のときの連絡先

税金以外の項目は、確認できたことと確認できなかったことを分けて示す。

  • 自賠責保険:リトラスとシマ商会が、加入した保険会社などでの手続きを案内
  • 任意保険:トラック王国のよくある質問は、加入した保険会社に連絡するよう案内している
  • リサイクル預託金の扱い:8社の売却時の案内では確認できなかった
  • 事故・違反のときの連絡先:シマ商会のコラムの「事故を起こした際に手続きが複雑に」という記載のほかは、確認できなかった

国交省の「売買等により譲渡、譲受する手続き」のページも、名義変更をしないことが税金・保険などのトラブルの元になるとして、早めの手続きを求めている。

手続きの期限|国交省のQ&A

期限について、国交省のQ&Aは車検証の情報が変わった場合の問いにこう答えている。

法令の規定により変更が生じた日から15日以内に手続をしていただく必要があります。

国交省ポータルサイトのQ&A(2026年9月19日確認)

同じ回答は、15日を過ぎた場合でも手続きはできると続けている。シマ商会のコラムも、名義変更は所有者が変わってから15日以内と決められていると書いている。

完了の知らせ方を書いていた社は4社

名義変更が済んだかどうかは、売却先からの知らせで分かる場合がある。完了の知らせ方まで案内していた社は4社で、残る4社では確認できなかった(4+4=8社)。

  • トラック王国:名義の変わった車検証のコピーを送る(よくある質問)
  • トラック流通センター:新しい車検証(または抹消証明書)をFAX・メール・LINEのいずれかで送る
  • カーネクスト:証明書類をショートメッセージで送る。希望すれば郵送にも対応
  • トラックファイブ:完了次第、郵送で連絡する。通常30日以内

知らせ方は社によって違うため、完了をどう知らせるかを売却先に聞いておきたい

手続きで迷ったら

正確な手続きは運輸支局か行政書士に確認してほしい。国交省のQ&Aも、自分で手続きをするのが難しい場合は行政書士などに相談するよう案内している。

管轄の運輸支局は、使用の本拠の位置で決まる。窓口は国交省の「全国運輸支局等のご案内」で調べられる。

書類の手続きを無料で代行する業者もある

名義変更などの書類手続きは、売却先に任せられる場合がある。8社のうち、無料で代行すると明記していたのは3社で、トラック王国・トラックファイブ・カーネクストだった(3+5=8社)。

ほかの5社の売却時の代行費用の扱いは、開いたページでは確認できなかった。ここでは申込先として紹介するトラックファイブの記載を、評価を加えずに並べる。

複雑な書類作成も無料で代行。

トラックファイブ公式サイト「トラックファイブについて」(2026年9月19日確認)

同じページには「トラックファイブは、行政書士出身のスタッフも携わり」とある。ほかのページの記載は次のとおりだ。

  • トップページ:「手数料・査定料はいっさい無料、書類手続きもすべて無料で代行いたします。」
  • よくある質問:「名義変更や一時抹消等の手続きはすべて無料で代行サービスを行っております。」
  • トップページ:「日本どこでも無料出張査定」
  • 「トラック出張買取の流れ」:手続きが完了次第、郵送で連絡する(通常30日以内)

代行を頼む場合も、売り手の側で用意するものは残る。トラックファイブのよくある質問は、売却時に車検証・印鑑証明書・実印を挙げている。

どの業者に頼むか迷う場合は

同じ8社の対応車種・対応エリア・申込の経路を同じ項目で並べた記事もある。条件から候補を絞るなら、トラック・重機の買取業者8社を並べた記事を先に見てほしい。

会社情報や、査定から買取完了までの工程は、トラックファイブの評判の記事にまとめた。書類を任せたうえで現車を見てもらうなら、申込先は次のボタンから開ける。

よくある質問

名義変更の書類について、出てきやすい疑問に答える。回答は、8社の案内と公的機関のページの記載による(2026年9月19日確認)。

名義変更は、どこで手続きする?

国交省によると、申請先は使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等だ。土日祝日は閉庁している。売却した場合に移転登録をするのは買い取った側だと、東京都主税局は案内している。

印鑑証明書は、いつ取ればいい?

期限を書いていたのは、印鑑証明書を挙げた7社のうち5社。うち4社は発行(交付)から3か月以内としていた。リトラスは、有効期限が1か月以上残っているものとも添えている。

国交省の必要書類ページも「発行されてから3ヶ月以内のもの。」としている。取りに行く前に、売却先へ期限を聞いておくと取り直しを防げる。

車検証をなくしてしまったら?

ヨシノ自動車のコラムは、車検証は「原本が必要となります。」としたうえで、紛失した場合は運輸支局で再発行の手続きができると案内している。

譲渡証明書や委任状は、自分で用意する?

業者側で用意して実印を押してもらう、と書いていたのはトラック流通センターの1社。カーネクストは「譲渡証明書・委任状(手続き代行時)」と表記し、ヨシノ自動車はダウンロードもできると案内している。

軽トラックの場合は?

8社の売却時の書類の案内で軽自動車に触れていたのは、カーネクストの1社だった。「実印(普通車)または認印(軽自動車)」と書いている。黄色・黒色ナンバーの軽自動車の窓口は、軽自動車検査協会になる。

名義変更には、いくらかかる?

国交省「登録・検査手数料一覧表」によると、移転登録の登録手数料は窓口申請700円・OSS600円だ(令和8年4月1日現在、2026年9月20日確認)。

ナンバー代と車庫証明の費用は別で、金額は確認できなかった。8社の案内で金額を書いていた社は0社、書類手続きを無料で代行すると書いていた社は3社だった。

まとめ|まず揃えるのは、半数以上が挙げていた7点

8社の案内を突き合わせた結果をまとめる。確認日はいずれも2026年9月19日で、各社の案内は変わることがある

  • まず揃えるのは、5社以上が挙げていた7点(車検証、印鑑証明書、譲渡証明書、委任状、自動車税の納税証明書、自賠責保険証明書、リサイクル券)。8社すべてが挙げていたのは車検証だけだった
  • 印鑑証明書は7社、実印は6社が挙げていた。印鑑証明書の期限は売却先に確かめる
  • ローン・住所変更・相続・緑ナンバー・上物では書類が増える。連絡先は所有者の会社、役所、法務局など
  • 名義変更がされないと、売った側に自動車税がかかり続けると東京都主税局は案内している
揃える前に

書類を集め始める前に、自分に当てはまる書類を売却先に聞くのが近道だ。正確な手続きの要件は、運輸支局または行政書士に確かめてほしい。

書類の代行を含めた買取の流れや会社の情報を先に見たいなら、トラックファイブの評判の記事を開いてほしい。

査定で何を見られるか

書類をそろえたあと、査定で何を見られるのかを先に知っておきたいなら、トラックを高く売るにはの記事で、買取業者8社が査定で見ると書いている項目を数えている。

一方、現車を見せる日程が取りにくいなら、電話で査定を進める会社もある。株式会社カーネクストは、公式サイトで次のように案内している。

お電話一本で査定は完了いたします。

カーネクスト公式サイト「カーネクストの車買取の流れ」ほか(2026年9月19日確認)
目次