「トラックファイブ 評判」で調べる人が、売る前に確かめたいことは主に3つだろう。自分の県で買い取った実績があるか、営業の電話はどうなっているか、申し込んだ後に何が起きるか、だ。
この記事は、その3つを公式の公開情報を数えて確かめた。口コミは使っていない。その理由も含めて、最初の章で説明する。
- 公式の47都道府県ページを全部開いて数えた、買取実績の公開状況
- トラックファイブの申込先(査定料無料・査定だけでもOK)
- 営業の電話が重なった理由と、公式が書いている改善の内容
結論|口コミではなく、公式が公開している数字で判断する
先に結論を書く。トラックファイブは47都道府県すべてのページで買取実績の件数を公開しており、その件数には地域によって大きな差があった。数えて分かったことは次の3つだ。
- 47都道府県のページすべてに件数が載っていた。最多は北海道の208件、最少は愛媛県・高知県・徳島県の各4件
- 「電話がしつこい」という声を、公式が改善事例として自ら掲載している。契約後にも各部署から連絡が行くことがあったとし、顧客情報を全部署で共有する形に改めたという
- 金額が確定するのは出張査定のとき。支払いは当日の現金か振込で、書類手続きは無料で代行される
この記事が使わないもの
評判を調べる記事だが、口コミの投稿は1件も根拠にしていない。検索で上位に並ぶ情報を使わない以上、その理由を先に書いておく。
- 口コミ・レビューの投稿:投稿者を確認できず、書かれた内容が本当かを確かめる手段がない
- 転職・就職の企業口コミサイト:社員の労働環境についての投稿で、買取サービスの評価ではない
- 買取金額・相場:車両の状態で変わるため、記事の数字が読者のトラックに当てはまらない
代わりにやったこと
代わりに、公式サイトが公開しているページを開いて数えた。確認日はすべて2026年9月18日で、その日に取得したページの記載を使っている。
- 買取エリアの47都道府県ページを、1ページずつすべて開いて件数を数えた
- 買取実績の一覧を県ごとに絞り込み、県ページの件数と照らし合わせた
- カスタマーセンターの16ページ(公式が自ら掲載している改善事例5本を含む)と、よくある質問の31問(同じ問いの重複を含む)を読んだ
- 書いた事実には、出典のページ名と確認日を添えた
つまりこの記事は、誰かの感想ではなく、公開情報を数えた結果で判断するための材料だ。公式に書かれていないことは「確認できなかった」と書き、ないとは言い切らない。
この記事の数字は、公式サイトを開けば誰でも同じ手順で確かめ直せる。数え方はそれぞれの章に書いたので、気になる数字は自分でも開いてみてほしい。
47都道府県のページを全部開いて数えた結果
売却を決める前に確かめておきたいのは、地元での買取の実績だ。トラックファイブの公式サイトには都道府県ごとのページがあり、そこに件数が載っている。この章では、その件数を47ページすべて数えた結果を示す。
数え方|母数は47都道府県
公式の買取エリア一覧は、47都道府県を11の支店ブロックに分けてリンクしている。一覧の見出しには「全11拠点」とあり、支店ごとに所在地と電話番号が載っている。
ここから47ページを1つずつ開き、次の手順で数えた。母数は常に47とし、件数が見つからない県があれば「記載なし」として数に残す決まりにした。
- ①各県ページのタイトルにある「(全N件)」と、ページの説明文にある「買取実績N件」を記録する
- ②買取実績の一覧をその県で絞り込み、見出しの「全N件中」と照らし合わせる
- ③47県の件数を足し、絞り込まない状態の一覧の件数と比べる
②で照らし合わせたのは、タイトルの「(全N件)」が何の件数かを書いていないからだ。説明文の「買取実績N件」と、実績一覧の見出しの件数がそろえば、実績の数だと確かめられる。
県ページそのものに並ぶ実績のカードは、各県4件ずつだった。件数の中身まで見るには、県で絞り込んだ一覧のほうを開く必要がある。
- 開いた都道府県ページ:47(買取エリア一覧からたどれるページのすべて)
- 県で絞り込んだ実績一覧:47(県ページの件数と一致したのは47県)
- 件数の記載がなかった県:0
結果|47県すべてに件数が載っていた
結果から書くと、47県すべてに件数の記載があった。記載がなかった県は0県で、検算は「記載あり47県+記載なし0県=47県」になる。
県ページの件数と、実績一覧を県で絞り込んだ件数は、47県すべてで一致した。支店ブロックごとにまとめると次の表になる。右端の列には、支店の所在地がある県とその件数を入れた。
| 支店ブロック | 県の数(うち件数あり) | 県別件数の合計 | ブロック内の最多 | ブロック内の最少 | 支店の所在県(件数) |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道支店 | 1(1) | 208 | 北海道 208 | — | 北海道 208 |
| 東北支店 | 6(6) | 212 | 福島県 38 | 秋田県 32 | 宮城県 35 |
| 北関東支店 | 5(5) | 177 | 埼玉県 39 | 栃木県 32 | 埼玉県 39 |
| 関東支店 | 3(3) | 338 | 東京都 119 | 神奈川県 109 | 東京都 119 |
| 東海支店 | 5(5) | 283 | 愛知県 64 | 静岡県 54 | 愛知県 64 |
| 北陸支店 | 5(5) | 146 | 富山県 34 | 石川県 26 | 富山県 34 |
| 関西支店 | 5(5) | 250 | 大阪府 54 | 和歌山県 45 | 兵庫県 50 |
| 中国支店 | 5(5) | 172 | 岡山県・島根県 36 | 広島県・山口県 33 | 広島県 33 |
| 四国支店 | 4(4) | 18 | 香川県 6 | 愛媛県・高知県・徳島県 4 | 愛媛県 4 |
| 九州支店 | 7(7) | 216 | 福岡県 33 | 宮崎県 28 | 福岡県 33 |
| 沖縄支店 | 1(1) | 26 | 沖縄県 26 | — | 沖縄県 26 |
| 合計 | 47(47) | 2,046 | — | — | — |
最多は北海道の208件だった。2番目の東京都は119件で、北海道だけが大きく離れている。関東支店の3都県も、109〜119件とそろって100件を超えた。北海道の208件は、47県の合計2,046件の約1割にあたる。
最少は愛媛県・高知県・徳島県の各4件で、3県とも四国支店のブロックに入る。四国の4県を足しても18件で、11ブロックの中で最も少ない。香川県の6件を含め、4県とも10件に届いていない。
分布|43県が26件以上、四国の4県だけが1桁
件数を4つの帯に分けると、偏りの形がはっきりする。1桁だったのは四国の4県だけで、残りの43県はすべて26件以上だった。
| 件数の帯 | 県の数 | 当てはまる県(件数の多い順) |
|---|---|---|
| 100件以上 | 4 | 北海道、東京都、千葉県、神奈川県 |
| 45〜64件 | 10 | 愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、大阪府、静岡県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県 |
| 26〜39件 | 29 | 埼玉県、福島県、茨城県、岩手県、岡山県、島根県、群馬県、青森県、宮城県、鳥取県、富山県、山形県、広島県、山口県、山梨県、福岡県、栃木県、鹿児島県、熊本県、秋田県、長野県、長崎県、大分県、佐賀県、福井県、宮崎県、新潟県、石川県、沖縄県 |
| 10件未満 | 4 | 香川県、愛媛県、高知県、徳島県 |
| 合計 | 47 | — |
検算は4+10+29+4=47県になる。47県の中央値は34件で、ちょうど34件だったのは山形県・鳥取県・富山県の3県だ。40〜44件の県と65〜99件の県は、1つもなかった。
100件以上の4都道県だけで546件あり、47県の合計2,046件の4分の1を超える。その次の層は45件以上の10県で、東海支店と関西支店に属する県とちょうど重なる。
- 東海支店の5県:54〜64件で、幅は10件
- 関西支店の5県:45〜54件で、幅は9件
支店の所在地と件数は一致しているか
最初の表の右端の列で比べてみる。複数の県をまとめている9ブロックのうち、支店のある県が最多だったのは5ブロックにとどまる。
- 最多と一致:北関東(埼玉県)、関東(東京都)、東海(愛知県)、北陸(富山県)、九州(福岡県)
- 一致しない:東北(宮城県35件、最多は福島県38件)、関西(兵庫県50件、最多は大阪府54件)
- 一致しない:中国(広島県33件、最多は岡山県・島根県36件)、四国(愛媛県4件、最多は香川県6件)
たとえば中国支店は広島市にあるが、広島県は33件で、山口県と並んでブロック内の最少だった。支店の近さが、そのまま件数の多さに表れているわけではないと読める。
一方で、ブロック内の最多と最少の差は、どのブロックでも10件以内に収まっていた。複数の県をまとめる9ブロックの差は次のとおりだ。
- 差が5件以内:中国(3件)、四国(2件)、九州(5件)
- 差が6〜8件:東北(6件)、北関東(7件)、北陸(8件)
- 差が9〜10件:関西(9件)、関東(10件)、東海(10件)
支店から離れた県だけが極端に少ない、という形ではない。件数の多い少ないは、北海道・関東・東海・関西と四国のように、ブロック単位で分かれていると読める。
支店の割り振りは、一般的な地方区分と違う
表を読むときに気をつけたいのが、支店ブロックの分け方だ。公式の買取エリア一覧では、一般的な地方区分と違う割り振りになっている県がある。
- 山梨県と埼玉県は、北関東支店のブロックに入る
- 関東支店のブロックは、東京都・神奈川県・千葉県の3都県だけ
- 滋賀県は関西支店ではなく、東海支店のブロックに入る
- 長野県と新潟県は、北陸支店のブロックに入る
たとえば滋賀県で売るなら、見るのは関西支店ではなく東海支店の欄だ。自分の県がどの支店の担当かは、買取エリア一覧で先に確かめておくとよい。支店ごとの所在地と電話番号も、同じ一覧に載っている。
合計2,046件と、実績一覧の総数2,060件
47県の件数を足すと2,046件になる。一方、公式の買取実績一覧を県で絞り込まずに開くと、見出しは「全2,060件」だった。
47県の合計は、実績一覧の総数を超えていなかった。各県の一覧の1ページ目を見た範囲では、同じ実績が2つの県に出てくる例もなかった。ただし差の14件の内訳や、全件で重なりがないかまでは、公式ページでは確認できなかった。
- 47県の件数の合計:2,046件
- 県で絞り込まない実績一覧の件数:2,060件
- 差:14件(内訳は確認できなかった)
一覧の件数は、公式サイトでいつでも同じ方法で確かめられる。読者が開く日には、この記事の数字から増えている可能性がある。県どうしを比べるときは、同じ日に開いた数で比べたい。
件数を読むときの4つの注意
数えた件数を判断に使う前に、数字の意味を押さえておきたい。件数はその県に割り当てられた実績の数として読むのが正確だ。
- 件数は2026年9月18日時点の累計。一覧に掲載日の表示がなく、いつからの実績かは確認できなかった
- 県で絞り込んだ一覧の「地域」欄は、県名ではなく支店名で表示される。愛媛県と徳島県の一覧には、地域欄が「北海道支店」の実績が1件ずつ入っていた
- 件数はトラックだけの数ではない。県で絞り込んだ一覧の見出しは「トラック・重機・建機の買取実績一覧」で、重機や建機の実績も含まれる
- 実績の一覧には買取金額も載っているが、車両の状態で変わるため、この記事では転記しない
とくに2つめの点から、県の件数には別の支店が扱った実績も含まれうる。件数は目安の1つにとどめたい。その県でどの車種を扱ってきたかも、件数だけでは分からない。
件数から読めること、読めないこと
件数は便利な数字だが、分かることには限りがある。判断に使う前に、読めることと読めないことを分けておく。
- 読めること:その県に実績が割り当てられているか、どのブロックに実績が多いか
- 読めること:同じ支店ブロックの県どうしは、件数が近いこと
- 読めないこと:査定額が高いか、対応が早いか、自分の車両が売れるかどうか
件数が多い県ほど、公開されている実績から自分の車両に近い例を探しやすい。件数の使い道は、査定の良し悪しを測ることではなく、近い実績を探す入口にあると考えられる。
件数が少ない県で売る場合
四国の4県のように件数が少ない県でも、公式のよくある質問は「日本全国どこでも伺います」と案内している。件数の少なさと、対応するかどうかは別の話と読める。
四国支店は愛媛県松山市にある。買取エリア一覧の四国支店の欄には、沖縄支店と同じく全社共通の査定窓口の番号が載っている。電話で相談するときは、その番号にかけることになる。支店の所在地は、同じ一覧で確かめられる。
- 県で絞り込んだ一覧を開き、近い形状・メーカーの実績があるかを見る
- 申し込むときに、出張査定に来られる日程を最初に確かめる
自分の県の件数を確かめる手順
読者がやることは1つだけだ。申し込む前に、自分の県のページを開いておくことである。手順は次の3つで済む。
- 公式サイトの「対応エリア」から自分の県を選ぶ
- ページ下部の「買取実績をもっと見る」から、県で絞り込んだ一覧を開く
- 一覧の件数と、自分の車両に近い形状・メーカーの実績があるかを見る
県ページには、形状・メーカー・車種のどれか1つを選んで、実績の詳しいページへ進む検索もある。ダンプや冷凍車など、自分の車両の形状で絞ると近い例が見つけやすい。
件数と車種を見て、実車を見てもらう段階に進むなら、申込先は次のボタンから開ける。公式の案内では、出張査定と書類手続きの代行は無料だ(公式「トラック出張買取の流れ」「よくある質問」、2026年9月18日確認)。
営業の電話が重なった理由|公式の改善事例から読めること
Googleで「トラックファイブ」と入力すると、検索候補に「しつこい」「電話」「fax 停止」などの語が出る(2026年9月18日確認)。ここでは口コミではなく、公式が自ら掲載している改善事例から、連絡が重なった理由を確かめる。
カスタマーセンターの16ページを数えた
公式サイトのカスタマーセンターには、個別のページが16本ある。内訳は、公式が「改善事例」とする5本と「喜びの声」の11本だ。各ページの本文だけを読み、連絡への言及を数えた。
- 営業の電話が多いことへの声:1本(改善事例「電話がしつこい」)
- 連絡が遅い・来ないことへの声:1本(改善事例「査定の対応が遅い」)
- 電話・FAX・連絡への中立的な言及(担当者から電話をもらった、等):7本
- 連絡に触れていない:7本
検算は1+1+7+7=16本だ。電話の多さを扱ったのは16本中1本だった。
よくある質問の31問のうち、連絡に関する4問は、申込方法・連絡までの時間・電話査定で使う書類・登録した人への相場のお知らせの案内だった。営業の電話の多さを扱った問いはなかった。
公式が掲載している「電話がしつこい」の事例
この改善事例は、2020年10月22日の掲載だ。載っている声を要約すると、契約した翌日に「売りたいトラックはないか」という電話がかかってきて、不快だったという内容である。
顧客の情報が社内で共有されていないのか、という問いも添えられている。公式はこれに、次の見出しで回答している。
顧客情報を全部署で共有できるように致しました。
トラックファイブ公式サイト カスタマーセンター「電話がしつこい」(2026年9月18日確認)
本文を要約すると、以前は契約の後にも社内の各部署から連絡が行くことがあった。現在は、どの部署の担当者も顧客情報を見られるようにしたという。
公式の説明から読める仕組み
公式の説明を踏まえると、連絡が重なった理由は電話の回数そのものより、部署ごとに別々に連絡していたことにあったと読める。
- 以前は、契約を済ませた客にも、複数の部署から連絡が届くことがあった(公式の説明)
- 契約済みという情報が、各部署に行き渡っていなかったと読める(編集部の解釈)
- 現在は、顧客情報をどの部署の担当者とも共有できるようにした(公式の説明)
公式が載せている喜びの声11本のうち1本には、担当者から何度か電話をもらった後に売却した、という趣旨の発言がある。好意的な文脈で書かれた声である。
また、カスタマーセンターの一覧ページによると、公式は出張査定を利用した人に「フォローコール」を行っている。そこで聞いた声を社内で共有し、改善に役立てるとしている。
- 営業の電話:査定・買取の担当や、ほかの部署からの連絡
- フォローコール:出張査定の後に、対応の感想を聞く電話
つまり出張査定を受けると、営業とは別に確認の電話が来ることがある。なお、改善の後に営業の電話がどれだけ減ったかを示す数字は、このページでは確認できなかった。
車両登録とLINE登録で届く案内
連絡が続く理由として、公式が自ら書いている仕組みがもう1つある。登録した人に定期的に案内を送るサービスだ。
- よくある質問:連絡して車両を登録すると、定期的にトラックの相場を知らせると案内している
- LINE公式アカウント:友だち登録すると、毎週お役立ち情報や買取相場などを届けると案内している
どちらも、登録した人に案内を届ける仕組みだ。登録した後に案内を止める方法は、公式ページには見当たらなかった(公式「よくある質問」「LINE公式アカウント」、2026年9月18日確認)。
案内が不要なら、車両登録や友だち登録をしない選択もある。登録するかどうかは、申し込みとは別に決められる。
FAXについて公式に書いてあること
FAXについて公式に書かれているのは、主に申込方法としての説明だ。「トラック出張買取の流れ」は、査定依頼の方法として電話・FAX・メール・LINEを挙げている。
公式が掲載した喜びの声には、FAXはほかの会社からも届くが、専門会社と書いてあったので依頼した、という趣旨の発言がある。FAXの案内を見て申し込んだ例として読める。
FAXでの案内をどのように運用しているかを説明したページは、公式サイトでは確認できなかった。改善事例5本の中にも、FAXを扱ったものは見当たらない。
ほかの改善事例4本も、2020年の掲載
改善事例は電話の件を含めて5本あり、どれも2020年5月から10月の掲載だった。電話の件以外の4本は、次の内容だ。
- 査定の対応が遅い:連絡してほしい希望時間を聞き、担当者名を先に伝える形に変えた
- 査定員の力不足:新入社員を中心に、社内で査定の研修を行った
- 身だしなみ:チェックのマニュアルを作り直し、訪問前の確認を徹底した
- 社用車の運転:すべての営業車にドライブレコーダーを付けた
2020年より後に掲載された改善事例は、確認できなかった。電話の件がいまも同じ運用かは、公式ページからは分からない(公式カスタマーセンター、2026年9月18日確認)。
営業の連絡を止めたいときの手順は、この記事では扱わない。公式は査定の窓口とは別に相談窓口(カスタマーセンター)を設けている。番号は、このあとの「会社の基礎情報」の表に載せる。
査定の申し込みから買取完了までに起きること
公式の「トラック出張買取の流れ」では、売却の完了までが5つのステップで案内されている。申し込んだだけでは何も決まらない。金額が確定するのは出張査定のときだ。
公式が示す5つのステップ
公式の「トラックファイブについて」のページ(メニュー名は「私たちについて」)は、申込・査定・契約の3段階で流れを示す。「トラック出張買取の流れ」はそれを細かく分け、電話での概算と書類手続きを別のステップにしている。
電話・FAX・メール(フォーム)・LINEのどれかで申し込む。メール・FAX・LINEの場合、連絡は遅くても翌日までと案内されている。曜日や時間帯によっては、時間がかかる場合もあるという。
車両の内容や状態を電話で聞かれ、概算の金額が伝えられる。確定の金額ではなく、このステップを飛ばして次に進むこともできる。
査定員が現地で車両を確かめ、ここで最終の金額が確定する。概算のときに聞いた状態と大きな差がなければ、金額を下げないとしている。
金額に納得すれば売買契約を結ぶ。支払いはその場での現金が基本で、振込を希望するなら事前に担当者へ相談する。
名義変更や廃車の手続きは会社側が行う。手続きが済むと郵送で連絡があり、その目安は通常30日以内と案内されている。
出典はいずれも、トラックファイブ公式サイトの「トラック出張買取の流れ」と「トラックファイブについて」だ(2026年9月18日確認)。出張査定は日本全国で無料と、よくある質問のページにも書かれている。
電話で細かく聞かれる理由
電話で概算を聞くと、車両について多くの質問を受ける。公式のよくある質問は、その理由を要素の組み合わせで金額が決まるからと説明している。
金額に影響する要素は、同じよくある質問の「買取金額はいくらになりますか?」と「トラックについて細かく質問されますが、なぜですか?」の回答に挙がっている。次の3つの分け方は編集部によるものだ。
- 車両そのもの:年式・走行距離・メーカー・積載量・装備・状態
- 整備と形状:整備の状況、形状、荷台に載せた装置(上物)
- 車両の外の事情:季節、地域・国、為替の変動、法律、関税
車検証を手元に置いておけば、答えやすい質問が多い。整備の記録や上物の仕様も、あれば一緒に伝えると概算の精度が上がると考えられる。
売り手が用意するもの
売り手の側で用意するものは多くない。公式のよくある質問では、場面ごとに次のものを挙げている。
- 電話で概算を聞くとき(STEP2):車検証(手元になくても、その旨を伝えれば概算は聞ける)
- 売却するとき(STEP4):車検証・印鑑証明書・実印(状況で変わるため、詳しくは査定員に確認)
- ローンが残っているとき:返済額を含めた買取価格を案内。金額によっては要望に添えない場合がある
必要な書類は状況で変わるため、ここでは深追いしない。名義変更や一時抹消は無料で代行すると、公式は案内している(よくある質問の「書類手続の代行」の回答より)。
支払いと引き渡しのタイミング
公式のよくある質問によると、売却に同意した時点で契約が成立し、買取金額はその場で支払われる。車両の引き取りはその後で、査定の当日でも別の日でもよいとしている。
- 代金を現金で受け取るか、振込にするか(振込は事前に担当者へ相談)
- 車両の引き取りを査定の当日にするか、別の日にするか
- 手続き完了の連絡を受け取る宛先(郵送で届く)
振込を選んだ場合にいつ入金されるかは、公式ページでは確認できなかった。振込にするなら、入金の日を事前の相談で確かめるのが確実だ。
無料の範囲と、断った場合
費用について、公式のトップページは手数料・査定料を無料とし、書類手続きも無料で代行すると案内している。「トラック出張買取の流れ」でも、査定・契約・手続きの手数料は無料だ。
よくある質問では、査定だけでも可能かという問いに「可能です」と答えている。査定の後に売らなかった場合も、費用はかからないという案内だ。
- 査定料・手数料:無料(トップページ、「トラック出張買取の流れ」)
- 出張査定:日本全国で無料(よくある質問のページ)
- 名義変更・一時抹消などの手続き:無料で代行(よくある質問)
- 査定の後に断った場合・処分に困る車両の査定:費用はかからない(よくある質問)
現車を見せる日程がとれない場合
トラックファイブは、金額の確定に現車の確認を必要とする。車両を見てもらう日程が組みにくいなら、電話で査定を進める会社と並べて考える手もある。
株式会社カーネクストは公式サイトで、電話1本で査定が完了すると案内している。大きなトラックの引き取りも可能としているが、状態によっては対応できない場合もあるため、事前に相談するよう案内している。
- 査定:電話またはオンライン(法人向けの「カーネクストPRO」は実車査定なしと案内)
- 来店:不要。査定から契約までを電話やオンラインで進める
- 費用:査定・引き取り・手続きの代行まで無料と案内
出典はカーネクスト公式サイトのトップページと「カーネクストPRO」のページだ(運営:株式会社カーネクスト、2026年9月18日確認)。
会社の基礎情報
会社の情報は、公式の会社概要ページで確かめた。ここでは評価を加えず、書かれている事実だけを並べる。古物商許可や適格請求書の登録番号は、取引の相手を確かめるときの手がかりになる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社トラックファイブ |
| 創業 | 平成15年(2003年)5月1日 |
| 本社 | 東京都港区三田3-5-19 東京三田ガーデンタワー25階 |
| 代表取締役 | 森畠 雅春 |
| 従業員 | 297名(グループ合計433名、海外現地職員を含む。2026年8月1日現在) |
| 古物商許可 | 東京都公安委員会 第301081905967号 |
| 適格請求書発行事業者登録番号 | T8140001033746 |
| 加盟協会 | 財団法人 日本自動車査定協会/日本中古車輸出協同組合 |
| 主要取引先 | 荒井商事株式会社、株式会社いすずユーマックス、株式会社ユーエスエス、HAA神戸、JU愛知 |
| 拠点 | 全国11拠点 |
| 査定窓口 | 0120-50-5656(月〜金 9:00〜19:00、土・祝 9:00〜18:00) |
| 相談窓口 | カスタマーセンター(東京)0120-330-215 |
年間の買取台数や累計の買取額といった自社発表の数字は、この記事では採らない。集計の範囲や時点を読者側で確かめる手段がないためだ。拠点数は、買取エリア一覧に記載の「全11拠点」を採った。
章2で数えた都道府県ごとの件数は、実績一覧を開けば1件ずつ確かめられる。この記事が数字を採るかどうかは、読者が確かめ直せるかどうかで分けている。
他社と比べる必要があるか
比べる価値はある。トラックファイブは現車を確かめて金額を確定させる方式で、電話で査定を進める会社とは手順が違う。手順が違えば、手間も金額が決まるタイミングも変わる。
比べるときは、金額より先に次の4つを並べておくとよい。どれも各社の公式サイトや、申し込みの際の説明で確かめられる。
- 査定の方法:出張で現車を見るか、電話やオンラインで進めるか
- 断った場合:査定の後に売らなかったとき、費用がかかるか
- 支払い:いつ、現金か振込か
- 書類:名義変更などを誰が行い、費用がかかるか
トラックファイブは、査定の後に断っても費用はかからないと案内している。そのため、比べる相手の1社として組み込みやすいと考えられる。電話で進める会社なら、現車を見せる日を待たずに概算を並べられる。
金額だけを並べても、条件が違えば比べたことにならない。条件を先にそろえてから金額を見るのが、比べるときの順番だ。比べる相手が決まっていないなら、査定の方法が違う2社を並べるところから始めるとよい。
買取業者8社について、対応車種・対応エリア・申込の経路・出張査定の記載を同じ項目で並べた記事がある。トラック・重機の買取業者8社を並べた記事で、条件ごとに当てはまる社数を数えた。
申し込む前に確認する3つ
ここまでの内容を、申し込みの前にやることとして3つにまとめる。どれも公式サイトを見るか、申し込みのときに伝えれば済むことだ。
①自分の県の件数と、近い車種の実績
この記事の前半で示した3つの手順で、自分の県の件数を見る。件数は県に割り当てられた数なので、実績の中身まで開いておくと判断しやすい。
件数が少ない県なら、同じ支店ブロックのほかの県の一覧も開いてみるとよい。近い形状やメーカーの実績が見つかれば、査定の前に話が通じやすくなる。
②連絡の方法と、連絡してほしい時間帯
公式は査定依頼の方法として、電話のほかにFAX・フォーム・LINEも用意している。電話のやりとりを減らしたいなら、フォームやLINEから申し込む選択肢がある。
公式の改善事例「査定の対応が遅い」では、連絡してほしい希望時間を聞く形に変えたとしている(2026年9月18日確認)。希望の時間帯と、連絡をくれる担当者の名前は、申し込みの時点で確かめておきたい。
- 連絡してほしい時間帯(例:平日の昼休み、夕方以降など)
- 連絡の手段(電話か、LINEやメールか)
- 車両登録や定期的な案内を希望するかどうか
③支払いの方法と、引き取りの日
支払いの方法と引き取りの日は、手続きの流れを説明した章の「査定の日までに決めておくこと」で挙げた。どちらも査定の当日に慌てないよう、事業の予定に合わせて先に決めておく。
とくに引き取りの日まで車両を仕事に使うなら、その予定は申し込みの電話で最初に伝えておきたい。振込を選ぶなら、入金の日もこのときに確かめておく。
- 自分の県の件数と、近い車種の実績を見た
- 申し込みの方法と、連絡してほしい時間帯を決めた
- 現金か振込か、引き取りを当日にするかを決めた
よくある質問
申し込む前に出てきやすい疑問に、公式のよくある質問の回答をもとに答える(2026年9月18日確認)。対応エリア、車両の状態、ローン、連絡までの時間など、10の質問を取り上げる。
- 査定だけ頼んで、売らなくてもいい?
-
かまわない。公式は査定だけの依頼に対応しており、金額に納得できずに断っても、お金は一切かからないと答えている。
- 四国や沖縄でも来てもらえる?
-
公式は日本全国どこでも伺うとしているが、沖縄県は要相談で、まずフリーダイヤルに相談するよう案内している。
買取エリア一覧によると、四国支店は愛媛県松山市、沖縄支店は那覇市にある。
- 車検切れや、動かないトラックでも売れる?
-
公式は車検切れの車両を買取対象としている。バッテリーが上がって走れない車両や、不動車・事故車も買取可能と答えている。
- 目立つ傷は、先に直したほうがいい?
-
公式は事前の修理を勧めていない。修理の費用のほうが高くなる場合があるため、そのまま査定に出すよう案内している。
- ローンが残っていても売れる?
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公式は買取できるとし、返済額を含めた買取価格を案内するとしている。ただし、買取価格とローンの残りの額によっては要望に添えない場合がある。
- 申し込んだ後、どのくらいで連絡が来る?
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よくある質問では、最長でも24時間以内に連絡するとしている。日曜日と祝日に申し込んだ場合は、翌営業日の連絡になる。
「トラック出張買取の流れ」のページでは、メール・FAX・LINEで申し込んだ場合は遅くても翌日までと案内している。
- 出張査定の日時は、あとから変えられる?
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公式は、予約した時間の変更は可能と答えている。変更するときは、早めに連絡してほしいという案内だ。
- 車両を店舗に持ち込むこともできる?
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できる。公式は全国に店舗があるとしたうえで、近くの店舗を案内するので、持ち込む前に一度連絡してほしいとしている。
- 相場を知りたいだけで、連絡してもいい?
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公式は「もちろんです」と答えている。車両を登録すると定期的に相場の案内が届くとも書いているので、案内が不要なら、登録するかどうかを先に考えておきたい。
- トラック以外も買い取ってもらえる?
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公式は、バス・バン・建設機械・重機・フォークリフト・コンプレッサーなども買取の対象としている。
まとめ|評判は、自分の県の件数と条件で確かめる
トラックファイブの評判を、公式の公開情報で確かめた結果をまとめる。確認日はいずれも2026年9月18日で、件数は日々変わりうる。
- 47都道府県のページすべてに買取実績の件数があった。最多は北海道の208件、最少は四国の3県の各4件
- 同じ支店ブロックの中では件数の差が10件以内で、件数の多い少ないはブロック単位で分かれていた
- 契約の後にも営業の電話が来た件は、公式が改善事例「電話がしつこい」として掲載し、顧客情報を全部署で共有できるようにしたとしている
- 金額が確定するのは出張査定のとき。査定だけで断っても、費用はかからない
評判を口コミで判断するより、自分の県の件数と条件を先に見るほうが確かだ。件数と条件を見たうえで、実際の金額は現車を見てもらって確かめることになる。
複数の会社に見積もりを頼むなら、その1社目としてトラックファイブの出張査定を申し込む方法がある。
